新型コロナ風邪の影響で、株価が盛大に下落していますが、まだ様子見局面です。
本当にパンデミック(世界的な流行病)になると、リーマンショック級の景気後退になるかも知れません。
本当にここ1、2週間が分水嶺なんでしょうね。
バブルの兆候が続いていたので、どこかで調整局面はあるだろうと思っていましたが、このような形で来るとは、予想できませんでした。
新たな経済リスクへの教訓?
卑近な話ですが、私のような零細事業者にも影響が出始めています。ただ、これだけ人の移動が増えているわけですから、流行病のリスクは、予想していなければならない案件でした。
今回だけではありませんよね。今後もリスクは続きます。想定外だ、なんて言っていたら迂闊ですよね。
考えようによっては、今回のウイルスが、それほど危険なものでなくてよかったと言えるのではないでしょうか。
今後、パンデミックを起こさないための方策を立てる上で、いい教訓になっているはずです。
つい先日までは、中国政府のやり方に批判というか、殆ど呆れて見ていたわけですが、日本も韓国も封じ込めに失敗してしまって、他国のことを言えなくなりました。
政府の判断も難しかったのは理解できます。
本当に早い時期に中国からの渡航者を拒否していれば、ここまでの流行は防げたかも知れませんが、そうなると、経済への影響が甚大でした。
学校を休校するよりも、通勤電車をなくせ、という主張もありますが、実際問題として、民間の企業活動を強制停止させることができるでしょうか。
学校を休校したら、共働きの親はどうするんだ!?なんて話もありますが、そうした矛盾を含めて、走りながら考えていくしかないんでしょうね。
これが、今後の感染症リスクへのシミュレーションとなれば、経験が生きたというものです。
私は私で、自分の仕事の方法を考え直していきたいと思います。
特効薬を作っても儲からない
早く特効薬を開発してほしいところですが、そうはうまくいかないらしい。
技術的に時間がかかるというのもありますが、経済的な事情もあるようです。
新型肺炎の治療薬・ワクチン開発で日本企業の影が薄い理由
要するに、薬の開発には莫大な費用がかかります。
それなのに、今回のコロナ風邪、まだ患者数が少ない上、いつまで流行が続くかわからないので、苦労して特効薬を作ったとしても、開発費さえ回収できないかも知れない。
冷静に考えると、いくらいま大騒ぎしているからと言って、飛びつくわけにはいかないのですな。
だから薬の開発に名乗りを上げている会社は、資金的に余裕のある超大手か、新興ベンチャーに限られているようです。
しかも、ベンチャー企業の方は、単なる売名の可能性もあるとのこと。
世知辛い話ですが、それが資本主義というものです。
こちらも、今後の社会の在り方を見直す一つの材料になっていくのかも知れませんな。
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駒井俊雄
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