■織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。戦国時代最強の武将3人の中で、誰が最も優れているのかというと、私は豊臣秀吉を推します。

織田信長は天才肌です。明確なビジョンとマネジメント、危機を克服する様々なアイデアがありました。彼がいなければ天下統一がもっと遅かったかもしれません。

しかし記事にあるように

「信長という人は勇将であったが、良将ではなかった。彼は剛が柔に克つことを知っていても、柔が剛を制することを知らなかった」

これは秀吉自身の言葉だそうです。

■家康は、どちらかというと、ローカルリーダーが生き残るための方針を貫いた人です。

少し前にブログを書きました。


■秀吉には、信長のようなビジョン構築力はなかったかもしれない。しかし、マネジメント力は、はるかに優れています。

信長の草履とりだった時代、草履を懐で温めていたという真偽不明の逸話がありますが、そういう気遣いができる人だったらしい。

家康を取り込む際も、会見の前日サプライズで会いに行き、頭を下げて心をつかんでいます。

要するに、人が予想もしていないような心遣いで、相手を籠絡してしまうわけです。

人の才能を見抜いて適所に配することはもちろん、その部下を不要に追い込まず、むしろ手柄を立てさせるように仕向けています。

記事にある罪に問われてもおかしくないような部下を褒めたという逸話もその類ですね。

■戦争においては、やはり相手が予測しないような動きをして混乱させることを得意としています。

山崎の合戦しかり、賤ヶ岳の戦いしかりです。

しかし秀吉の真骨頂は、戦いにおける姿勢を変えなかったこと。すなわち「弱い敵としか戦わない」という信念を生涯に渡って貫いたことです。

この場合の弱い敵とは、兵力数に圧倒的に劣る敵のこと。最初から勝つか負けるかわからない戦いはしなかったのです。

これははっきりいって、無敵の戦略です。秀吉が生涯負けなし、部下を死なすことも少なかったのは、これが理由です。

■「弱い敵としか戦わない

これは、現代の企業経営者にも非常に参考になる姿勢ではないでしょうか。





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