■先日、メルマガに書いた西野亮廣氏が、藤原和博氏と対談した記事です。
1万時間の法則というのは、ビジネス作家のマルコム・グラッドウェルが提唱した説で、誰でも1万時間をかけて修業すればその道のプロになれる、というものです。
科学的根拠はない俗説ですが、コツコツ努力を積み上げることが成功の道だと信じる者に支持されて人気が高い説です。私もコツコツ派ですから、根拠はなくても信じた方が豊かな人生を送ることができると考えて信奉しています。
■藤原和博氏はさらに強引で、1万時間の修業で100人に1人になれる。と言い切っておられます。
だから別のことで1万時間を修業すれば、1万人に1人。さらに別の1万時間をかければ100万人に1人になれる。というものです。
かなり強引なロジックですが、面白い展開をされていると思います。
藤原氏は
私は、他人からの信頼と共感の総量を「クレジット」(信任)と呼んでいますが、A・B・Cの3点を結んだ三角形の面積がその人の「クレジット」になるんです。
と言っており、西野氏は
「おカネを稼ぐ」というと、どうしたらいいか面食らってしまうけど、「クレジットの面積を広げる」と言われると、とてもわかりやすいですよね。
と応えています。
■確かにタレントさんなどは、突出した分野を複数持つことで、仕事の幅が広がります。
ロザンとか、面白い話をしているところを見たことはないですが、独自のポジションをとって、人気芸人となっていますよね。ああいうのは、とても参考になります。
この方法でダウンタウンとか明石家さんまにはなれないでしょうが、もともと才能がない者は、彼らのようにはなれないわけで、そこを目指すのは戦略として無謀です。
凡庸な者としては、勇気づけられる考え方です。
■しかし西野氏はもうすこし目指すものが高いはずですね。
ポジションをうまく調節しながら業界内で生き残る芸人を目指すのではなく、どちらかというと、自分の可能性を広げて、お笑いという枠からはみ出した存在になろうとしているのでしょう。
そういう西野氏らしいイキり方を今後も期待しております。
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