00

日本のEV関連の部品供給会社が、生産能力増強に乗り出しているという記事です。

EVに関しては、中国勢が圧倒している状態です。これはイケるとなればスピードもスケールも半端ない中国の投資ですから、既に能力過剰気味になっているといいます。

生産能力過剰の中国製EVは必死に拡販してきます

ただ、中国に依存してしまうと、後々厄介なことになりそうだと、西側諸国は脱中国を図っており、その流れに応じた動きです。

さらにタイムリーなのは、ロシアのウクライナ侵攻により、グローバル経済の枠組みが変わりそうなので、供給網の見直しが迫られていることです。

ロシアの雑な居抜き開業は、やけっぱちの政策なのか?

世界に対立軸ができてしまうのは経済社会にとってもいいことではないのですが、現実には対応せざるを得ません。

電池製造の多様化もビジネスチャンス


EV用電池に関しては、トップ企業は中国のCATL、2位が韓国のLG化学、3位がパナソニックです。

CATLは、中国企業だけではなく、ドイツに工場を建設し、欧州のメーカーに広く供給する体制を整えつつあります。

ただ欧州にも電池を製造する電池メーカーが現れてきていますし、車メーカー自身が自社内で電池を製造する動きを見せています。

電池に必要な部品や素材を提供するメーカーとすれば、ビジネスチャンスが広がっています。

これを逃しては、事業者とは言えないでしょう。

電池に関しては電解液のいらない固体電池の開発が進められているようですが、量産できるまでには、また7、8年はかかりそうですから、三菱ケミカルの動きは、現実に即したものだといえますね。