サムスン、LGの2強と対峙する日本の立ち位置 信頼性や耐久性を訴求できていないジレンマ

■日経ビジネスオンラインの記事です。

これ本当でしょうか?

(韓国製のテレビについて)いつも気づくのは、そして気になるのは、液晶テレビの画質である。購入時の初期品質はすこぶる良いのは事実なのだが、劣化が激しいのだ。

韓国勢の製品開発では初期品質やデザイン、機能性に関しては相当に注力する。しかし、画質劣化のような課題に関しては、そこまでではないように思う。明らかになるのは数年単位での時間がかかるし、消費者にとってみれば購入して使ってみないとわからない製品性能なので、どこか重要度が違うようだ。

■私は韓国製のテレビを持っていないし、海外のホテルに泊まるわけでもないので、よくわかりませんが、この記事が本当だとすると、日本製にも戦える局面があるということです。

韓国製は、初期品質、デザイン、機能性…つまり目に見える差別化には熱心で、数年後にわかる劣化などの品質についてはそれほど重視していない。

悪い言葉でいえば、売れたらそれでいい。という商品です。

日本は逆に見えない部分にも生真面目に取り組んでいるきらいがあります。良し悪しではなく、そういう特徴や製造者の気質があるということでしょう。

■ただ日本企業は、そういう見えない機能をそれほど訴求していないらしい。

やはり、数年後のことなど正確には保証できないという生真面目な判断なんでしょうかね。

■あるいは、初期品質、機能性などについてはキャッチアップはできるでしょうし、デザインも違う方向性を打ち出すことはできるはずです。

結局、どこに資源を配分するのかという戦略意思決定に欠けるということになるのでしょう。

逆転可能性があるうちに、戦略方向性を正しく決めていただきたいものですな。

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(写真は本文と関係ありません)

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