昨日、メルマガを発行しました。

参考:織田信長が22年かけてできなかった天下統一を、豊臣秀吉がたった8年でできた理由

豊臣秀吉が異例のスピードで天下統一できた理由を、「戦国時代のM&A」ともいうべき戦略に求めた記事です。

お時間ありましたらお読みください。



そういえば、ひと昔前までは、日本企業はM&Aが下手だと言われたものです


が、最近はそうでもなくなってきました。

むしろM&Aの使い手ともいうべき企業が増えてきました。

代表は、日本電産ですかね。

買収した企業は50社以上。比較的小さな規模の会社からはじめて経験を積み、徐々に大きな買収にも着手しようとしています。

売上高は1兆円を超え、目標とする2兆円に向けて、意気軒高です。


ソフトバンクもM&Aを繰り返してきた会社です。

いつも世間が驚くような高値で買収しながら、外れなし。

今や売上高は8兆9千億円。

有利子負債が15兆円近くありますが、含み資産はそれ以上です。


最近で目立つのは、ライザップグループです。

健康食品の販売から始まり、フィットネスクラブで大当たりした企業ですが、最近はやたら積極的に企業買収を繰り返しています。


ただのスポーツジムで終わらないぞという強い意志はさすがです。グループ内での統合効果を高める施策にもぬかりなく、株価は高騰しています。


なぜこれほどM&Aが目立つようになってきたのか


ひとつは、日本の市場が成熟化していることです。

成長期には、単独で頑張っていても、それなりに成長することができます。

もちろん成長期のM&Aも効果的です。が、社風の異なる他企業を取り込んで苦労するよりは、自前で成長した方がいいやと考える企業が多かったものです。

しかし成熟市場では、自前で成長するのが難しくなってきます。他社から顧客を奪わなくてはならないわけですから。

そうなると、他社を買収した方がスムーズです。

もうひとつは、グローバル化の進展です。

グローバルに展開する企業はM&Aに積極的です。というかM&Aをしなければ時間がかかり過ぎて競争に勝てません。

いくらじっくりコツコツが信条の会社でも、グローバル企業に対抗するためには、自社も成長のスピードを速めなければなりません。

否応なしに、M&Aを活用することになります。


M&Aを成功させるポイント


M&Aには、異文化を取り込んだ社内が混乱に陥るという副作用もあります。

が、うまくいくと、企業価値の増大を驚くべきスピードで手に入れることができます。

M&A巧者の日本電産永守重信会長は、成功のポイントとして

1.高値づかみしないこと

2.買収後の統合作業と経営への関与

3.本業とのシナジー(相乗)効果

をあげています。



なお、日本電産関連の書籍には、M&Aを扱ったものも多いので、お勧めいたします。


日本電産流「V字回復経営」の教科書
川勝 宣昭
東洋経済新報社
2016-12-02