この方も、日本人アスリートとして別枠にいってしまった感があります。
プロサッカー選手にして、起業家であり教育者。
それが今の本田圭佑の肩書です。本人がそう名乗っています。
アスリートのセカンドキャリアを支援する会社
記事にある人材派遣会社『Next Connect』(ネクスト・コネクト)は、アスリートのセカンドキャリアを支援するというコンセプトの会社です。たとえば学生時代からスポーツばかりやってきたような人たち。プロになったとしても、選手生活を終えて、社会に出なければならない人たち。
そういう人たちに対して、就職のためのサポート(人材紹介やコンサルなど)を行うことを業務とします。
日本には6500万人のプロスポーツ選手がいるそうですね。
努力はしてきたが、惜しくもプロになれなかった人たちはその何倍もいるでしょう。
スポーツばかりやってきたので会社務めをする自信がない。と不安になることも多いでしょうが、実際には、ひたすらスポーツに取り組んできた経験は、社会の中でも非常な強みとなります。
会社の中にはもっととんでもないいい加減なやつがいっぱいいますからね^^;
それに比べると、少々知識がなくても、ひたすら努力できる元スポーツ選手は、会社としては欲しい人材であるはずです。
少しチューニングすることで需給を結び付けられるとすれば、社会的意義はあるし、ビジネスとしてのエッジも効いているので可能性を感じます。
本田圭祐の強み
本田圭祐自身が努力の人です。彼は、もとからとびぬけた才能があった選手ではありません。少年時代にはガンバジュニアユースからユースに昇格できなかったという挫折も味わいました。
その状態から諦めずに努力して、いまの地位を築いた人です。
目標が決まってからのそこに対する努力の仕方は、いろんなプロの選手を見てきたけど、自分の右に出る人はいなかった。参考:サッカー以外の自分が芽生えてきた本田圭佑 「自分だけにしかないビジネスモデルがある」
自信のある発言は、この人の特徴ですが、ここでも言いきっていますな。
そんな彼ですから、スポーツ選手がこれまで積み上げてきた努力を社会人としてのキャリアに活かせないのはもどかしくて仕方ないのでしょう。
本田圭祐自身は、「サッカーの経験は、その後の人生の足掛かり」だと言って、「自分だけのオンリーワンビジネス」という目標に向けて努力を積み上げているところです。
彼が、他のスポーツ選手のセカンドキャリアを何とかしたいと考えるのは必然のことだったわけです。
誰もができるのに、できない。それをやりきる価値
以前、若い頃の本田圭祐と一緒にサッカーをしていたという人に会ったことがあります。彼に聞くと、本田さんは、多少熱いことを言うが、あとはごく普通の気のいい兄ちゃんだったそうですよ。
サッカーもそれほどうまくなかったそうな。
そんな彼が、いまは日本で一番ゆるぎない自信を持つ男となったのです。
その根拠となるのが、努力だったんですね。
確かにその通り。
毎日少しずつでも努力を積み上げることは、誰にだってできることです。実に分かりやすい。
それなのにやり続ける人は少ないから、本田圭祐という人の存在が際立つわけです。
私もあらためて気づきました。努力を積み上げることは誰にだってできる。それなのに、できるのにやらないのは、ものすごく損をしてるってことだよなあと。
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